東京ひとり

難しいことよくわかんない… 都内ひとり暮らし男の雑記です。

【スポットライト 世紀のスクープ】感想

アカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞した実話を元にした映画・
世界中を揺るがせた世紀のスクープ。カトリック教会の罪、神父らの児童たちへの性的虐待。
かなりショッキングなあらすじですが、アカデミー賞受賞作ということもありiTunesで鑑賞しました!


ストーリー

2001年、ボストンの新聞社 グローブ紙に新しい編集局長のバロン氏が着任。
過去の記事を目にして地元出身者がタブーとしてきたカトリック教会の神父による虐待事件を取り上げる方針になった。
担当となった特集記事欄を手がける4人の記者達。
独自の極秘調査で大勢の神父が同じような虐待事件を起こしている事を発見。
9.11同時多発テロで一旦は調査を中断しなければならなかったがジャーナリストとして
チーム一丸で戦い続ける。

 

感想

日本で生まれ、アメリカのカトリック教会がどれだけ影響力があるか想像が出来ないので本当の意味で映画を理解出来ていないと思います。
ただ、報道・ジャーナリズムとはこういう姿勢の事をいうのではないかと感じました。

「これを記事にしたら誰が責任を取るんだ?」
「では記事にしない場合の責任は?」
印象的なセリフで、すべてが凝縮されいてると思います。

性的虐待を問題としている映画ですが、全て記者目線で描かれていて
直接的な虐待シーンはありませんでしたが被害者達への取材で悲惨さが伝わってくる。

派手なシーンも無く、地道に取材を続けていく
各々葛藤を抱えながら真実を追う姿に胸を打たれる映画です。


気になったので調べた事

  • 「バンビーノの呪い」

バロン局長とロビーが食事するシーンで局長が読んでいた本。
バンビーノとはベーブ・ルースの事、ボストン・レッドソックスがベーブ・ルースをヤンキースにトレードに出してから優勝出来なくなったジンクスが書かれている本だと思われます。マイアミから赴任してきたバロン局長はボストンの事を勉強してんですね。

  • モビール

天秤をような形を重ね合わせた飾り物。
そこに卑猥な文字を書くとは異常。。。

  • ピューリッツァー賞

2003年、ボストン・グローブ紙。
神父による性的虐待の実態を明らかにし、被害者への口止め工作まで暴いた。


参考

カトリック教会の性的虐待事件 - Wikipedia

ボストン・グローブ - Wikipedia